【韓国トレイルラン】2017 Transjeju100km(D+3450m)
2017年10月14日-15日に出場した韓国・チェジュ島でのレース。日本ではトレイルランニングのワールドツアーであるUTWTのDiscover Raceとなったこと、10月の時期に日本国内でのITRAポイントが獲得できるレースがないことから、注目度の高くなったレース(2018年は5ptだし)。今回は①レース準備編②レースの内容③まとめという形でまとめたいと思う。
【基本情報】
距離:103.4km D+3450m(制限28時間)
ITRA:4point
2017年開催の完走率:132/156(84%)
①レース準備編(移動・お金・会話編)
韓国・チェジュ島までは関空から約2時間程度。早めに予約(当時は2ヶ月くらい前)をすれば、ティーウェイ航空で往復2万円程度。広島から関空の方がお金がかかった気がする。笑 レースのエントリーフィーも180USドル(2万円)と、実は国内のレースと比べると、結局総予算はほっとんど変わらないのが実情。今回は空港から、ブリーフィングが行われるホテルまでもタクシーで10分程度と近い距離で、アクセスも非常に良い環境でした。
また関空での搭乗待ちの際に、「服装もしくは足元を確認すると、大会に参加する人間」を一目で判断して、自然と日本人数人での会場までの移動ができるので、なんだかんだ”海外のレース”でも不安は少ない。印象でした。
韓国語の会話もLINEで何かと突破。笑 世の中テクノロジーでなんとかなるのですね!(あとはジェスチャーでなんとかなる)
②レースについて
コースは大きく分けると2つのセクション。標高1950mのハラ山を登り、降りる前半のセクション。後半は細かなアップダウンを繰り返しながらハラ山の外周を周りゴールを目指すセクション。当時このレースの情報もほとんどなく、確認ができたのはハラ山の情報について。
スタートして、ロードやシングルトラックを10kmほど走る。。が、ここが最大のロストポイント。コース中に別の登山道マーカーがあるため、つられて別のポイントへ。2017年の大会もトップ集団が複数回集団ロスト。またハラ山を周回したら、もう一度このコースを通るため、また間違える。笑
前半は、このロストポイントを超えたら、ひらすら登る。観光名所として山はしっかりと整備されており、ひたすら階段を登り階段を降るイメージでした。途中途中に標高の目印もあるため、あと◯百mと目標を定めやすくメンタル的にも維持しやすいコース設計。スタートしてから3時間くらいでハラ山トップへ。そこから、一気に1500mをダウンヒル。途中、登り始める人にすれ違いながら、「ファイティン!」と声をかけられながら約1時間くらいかけて、降りきり前半を終える。この区間は一番気持ちよくて、山を駆け下りるシカのようにとび跳ねる感じ。
当初のレースプランでは、ここからのコースは「我慢」したら、良いだけだった。しかしここからは、前日から降った小雨の濡れてるツルッツルのがれ場(岩場)の路面と、無数の細かなアップダウン、そしてコースロストを連発。(もう本当に似た色のマーカーが多くて、、、)
基本後半は、メンタルとの戦いといかに自分自身をコントロールできるか?がポイント。一つ一つのCP(checkpoint)の距離は10km前後と比較的に小刻みにレストは取れるし、この区間に大きなアップダウンも無いため、レースを読み、自分を理解し、環境を味方につけたら、問題なく結果も出るレース。
・エイドについて
エイドについては、基本的に全てが辛い。ヌードルという表記の全ては、「辛ラーメン」だと思って間違いは無いと思う。ちなみに、雑炊みたいなものも出たけど、基本スープは赤い。笑 日本チームは途中から「スープの粉末なし」の「辛ラーメン」を食べてました。
・応援について
韓国のトレイルランニングは、ここ3年くらいでジワジワと増えてきた印象。2016年に出場したUTMJ(Ultra Trail Mt Jiri)のレースで出来た韓国の友達に「え、お前来てたの!」「久しぶり!」とレース前から会話を行う展開(もちろん全てジェスチャー。笑)
③まとめ
レースの結果は23時間弱でのゴール。正直、後半でメンタルが折れてしまい、完全に完走してITRAポイントを取るためのレースに(Worldtourに向けても取れてよかった)。ただ海外のレースの面白みは、マレーシアのレースの時も体感したけど「開拓者」として情報の無いレースで文化を作って行く面白み。このレースでの学びが、半年後のマレーシアのレースに非常に生きたレースでした。
アクセスもよく、料理も非常に美味しかった(レース前にも、後にもサムギョプサル笑)、チェジュ島のレース。非常に楽しいレースで、ぜひ日本人にはおすすめのレースでした!
カムハサムニダ!
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