アルケミストより。「今を精一杯集中」して駆け抜けたい
人生初の、東南アジアでの試合。eco100(100km D+3450m)。5月の国内ではUTMF,阿蘇100kmなどビックレースがある中、広島から28時間かけてやってきました。マレーシアペナン島。
日本とは当然のことながら、気候は違くて、「気温は30度前後〜35度」「木がないから炎天下」「なぞのサウナのような湿度」「時たまスコール」など、早くゴールしないと「丸焼き」に。早すぎると「干からびる」という、進むも地獄、止まるも地獄な環境。
その上、レースが始まる2日前に、マレーシア総選挙の何かが起きて(google翻訳曰く)、急遽レースの受付会場もろもろが変更に。英語が全く読めなくて、本当に焦りました。
*google翻訳「心臓発作が〜」とか意味わからんこと言い出す。
今回のレースは、前半は日中を主に炎天下の中を。後半は夜中を山(ジャングル?)を超える大きく2つのセクションで構成される105km。累積での上り下りは3500m弱と、日本国内のレースと比べると劣るものの夜中でも30度前後の気候で例年の完走率は20-30%。トレイル率も80%超となかなか厳しいレースとなりそうです。
今回のレースで国内外合わせておそらく10回目くらいの100kmのレース。今回は環境も厳しいし、やっぱりレース前はいつものお邪魔虫のネガティブとポジティブな心境をいったりきたり。
そんな中、心を整えてくれる本。パウロ・コエーリョ作の「アルケミスト」。そんな名作に今回も心を正しく地球と向き合う方向へ示してもらいました。レースが始まる前に、今回のテーマ「今を精一杯集中する」を紐解いた一説。
「私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです」
これから始まる灼熱のサウナのような大地で始まる105km。いろんなことが起きると思う。その中でも、「過去を悔やまず」、「まだ見ぬ未来を考えず」、今この地球で精一杯のパフォーマンスを心身全体で発揮できることを幸せに思い、日本の誇りを胸にマレーシアの大地を駆け抜けていきたい。
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