28歳の夏と下期初戦の振り返り

激動の上期が終わり、結果を出すチームメイトや同年代の仲間たちへ「尊敬」よく分からない「羨ましい」という感情(=嫉妬?笑)を持ちながら指を加えていた8月。ただ、試合に出ず「#俺のルーティン」と言いながら、結局450km&13,000m超を家庭・仕事の合間を縫って9月の初戦「京都グランドトラバース65km」にアジャストしてきました。

結果、昨年度のタイム&順位を大幅に更新して3位でフィニッシュ。順位もさることながら、上期の「失敗」をうまく数珠繋ぎのように繋げて、結果に結びつけることができたのは、下期の初戦としては良かったと思います。今回は、28歳の夏、そして初戦をKPTで振り返ろうと思います。


◯8月は「何をしていたのか?」

3パターンの練習をただただ回しました。だけ。

A:20km(D+350m)の峠走(恋する己斐峠)

B:4.3km(D+130m)のコンクリ斜面のループ走(比治山ループ)

C:8.5km(D+560m)の本格トレイル(牛田山ループ※以下の写真のところ)



平日はBを中心に時間や目的(LSD/閾値/ポイントなど)に合わせて、朝&夜の二部練。休日はAとCを組み合わせて、30km前後/日でトレーングを行う、という練習メニューでした。朝と夜が中心で、距離は長く走れないため、トレーニングを週5or6ぐらいで行うことで、距離・累積を稼いだ日々でした。


◯シンプルな練習で得たことと、心身相関

コンディションの把握が容易になった。ということ。同じ練習が続くため、結構数字に対する自分の「状態」が見えやすくなり、調子の良し悪しが分かりやすくなるようになりました。


9月からは、オンラインでコーチにコントロールしていただく中で、心拍起点のZONEトレーニングへ。「トレーニング記録」と「感覚」を日々記録を残しながら数字と感覚の「心身相関」の精度を高めていきたい。


◯初戦の振り返り

京都グランドトラバース65km(D+3000m)*実態は56km(D+2750m)今回は、テストレースの位置づけで5位目標のあわよくば優勝狙いのレース。

昨年度は小雨の中の走りやすい環境下でのレースとなりましたが、今回は平均気温30.3度。最高33度という残暑中、制限時間12時間の割には完走率50%程度という厳しいレースとなりました。コースレイアウト的にも、終盤に比叡山への600mupと大文字山の400mupの2発大きなプッシュ区間があったので、後半に足を残しておいたことが、結果に繋がったかと思います。(cadence=回転数 も昨年度よりかなり向上していた。)その中での気づきをKPTで整理。

Keep)良かった点、今後継続したい点

・心拍起点でペースを自制する(レース中)

→中盤の区間で、暑さから心拍が160台後半bpm。明らかにこのままだとペースが崩れる予兆だったので、抜かれもペースをあげずに止められました。結果、抜かれた選手もすぐに抜き返せました。

・熱中症対策(補給等)

→序盤から30度超の厳しいレースだったため、全CPで塩を手にまぶしてもらい、ベトベトの手を舐めながらスタートして塩分摂取。また、小さい小川など見つけたら、「帽子を濡らす」「首や脇を濡らす」ということを積極的に行いました。UTMBの小原さんの手首のテーピングに書いていたこと⑥をそのまま真似しました。笑


Problem)改善点

・気温差への対応

→今回のレースで盲点だったのが「気温差」。レース終盤の難所・比叡山への600mupが終わって、あとは降って、登り返したらゴール!激プッシュの予定だったのが、この下りでまさかの失速。(黄:気温/白:標高)

当たり前だけど、「標高を落とせば落とすほど、気温が上がって」いき、標高差500mを50分で降りる頃には、山頂と気温差5度(27度→32度)。急な気温差に体が火照る感じが止まらず、結果近くの小川に座って濡らしたりして、熱中症の対応をしました。


Try)これから

補給も含めて思った通りに身体を動かすことができたのは、この夏の最大の収穫。トレイルのトレーニングで「登りが重要」って思って、降る練習をそこまで積んでいなかったけど、これからの下期のレースは500m降るなんてことはレース中何度も出てくるので、気温差含めて対応をする練習をしていきたいと思います。


◯まとめ

今更だけど、今年の夏は「ビアガーデン」も行かず、「海(行っても泳げない)」行かず、その分黙々と練習を続け、練習がしたいがために率先して家事をする、早寝早起きをする日々。2019年もあと4ヶ月。終盤に差し掛かってきています。残りのシーズン、2ヶ月で4戦で、どこまで自分が成長できるか?1日1日を大切に、過ごして行きたいと思います。

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