ITRAスコアから見る「成長確度」と「これから」
トレイルランニングの世界は、ITRA(International Trailrunning Association)という国際連盟が仕切っている。アルペンスキーのFISポイントのように世界共通のポイント制度があり、これにより世界・アジア・日本ランキングも算出されている。
細かい計算手法は直近のレースの加重平均などで良く分かってはいないのだけど、このスコアを見ると「どのくらいのレベルのランナーか?」ということが可視化できるレースの事前調査にはなかなか便利なシステム。
スコアは1000を上限に、高ければ高いほうが良い形で世界のトップランナーは900台に君臨。(超主観的なイメージで)日本のトップランナーが700~800くらいに、レースで上位3~10%くらいに入るレベルのランナーたちが600~700くらいでいるイメージ。※あくまでも個人的ネゴサーチ。
〇ITRAスコアから読み取る2019年上期
2019年上期。月に1.5回レースをねじ込んだおかげで、もうレースに向けて動くことだけでいっぱいいっぱいで、正直レベルで4月の「korea50k以外は苦しいレース」が続いて、「うーーーーん」と思っていた。しかし、ひっさしぶりにITRAスコアを見ると、19年上期の時点で18年までのポイントを大きく更新していた。
短期的な部分に焦点を当てると、ベストスコア順に並べると「出場して完走した最近の5つ」が対象に。失敗続きで、もがいていたレースが多いけど日々の「トレーニング」「身体の調整」「食生活の改善」などでやってきたことを、実際の試合で頑張ってあきらめずにプッシュをし続けたおかげで、現状でも昨年を大きく上回るITRAスコアが出ているのかと思う。
※直近のontake100kmが反映されてなく、18年のFTRの影響があるから、もう少し上がるかと。
〇これからの成長確度
上期のスコアを見る限り、2019年に取り組んでいることは、まず「間違えていない」。あとは、2019年下期に予定している5つのレースでまずは計算対象のレースをすべて最低620~でまとめつつ、ベストを650超を一つはたたき出したい。
現在のGeneralのスコアを、けん引しているのは50km程度のミドルクラスのレース。2-3年の中期では、距離の長いカテゴリ(XLやXXL)の100mileクラスでも650~700を叩き出し、3年以上先の長期的視点でその上で700超を安定的に出せる、そんな成長確度を描きたい。
ただ幸せなことは、この成長確度は良い意味で「自身も予想外」の部分もあるから、今はがむしゃらに、そして11月にシーズンが終わったらしっかり振り返って、具体的な中・長期も描きたいと思う。
〇下期の具体的KPIについて
このめちゃくちゃ暑い日本の夏は、予定通りのトレーニングで乗り切った上で、9月の103km(UTGJ)、10月の50km(K100)の韓国2連戦でスコアでは650をKPI設定し、そこをターゲットにしたいと思う。
※大会のレベル的にも相当、上位に行かなきゃいけないかもだけど。。
トレイルランナー界で20代はまだまだ成長期の超前半段階。ここで、しっかり「成長」→「過程を可視化」していって、自分の競技力は向上するのはもちろんのこと、周囲に良い影響を与えらえる、そんな選手になりたい。
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