「未知の道」を知るために~400km以上を8日間でランで遠足する前に思うこと~

マラソンを始めて1年半。

近畿縦断マラソン:京都府経ヶ岬→和歌山県潮岬

400km超(おそらく450km)を8日かけて走る。

自分でも思う「せっかく取れた10連休のほぼ全てを走るのか?バカか。」と。



そもそも、なぜこのルートを、そして425kmを選んだのか。については大きく3点の理由がある。

①九州横断や北海道横断に先人がいたから

②最終の夢のレース「トランスジャパン」の距離だけは超えたかったから

③400km超が「未知過ぎて」(=想像がつかない)おもしろそうだったから

走る前に今回の出走理由とそれを踏まえて思うこと。特に③については深く言語化してから今日から始まる「未知」の世界に突き進んでいきたいと思う。


①九州横断や北海道横断に先人がいたから

個人的に神とあがめ、崇拝し、ほぼ全ての影響を受けているお方。小野裕史さん。

このお方が先に「九州全県縦断マラソン」「北海道横断マラソン」を達成されている。


九州全県縦断マラソン | 今日、かけがえのない一日を刻めたかい - 小野 裕史のブログ

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九州を全県回って8日間走る、頭がオカシイお話し。(上)

実家に帰るために北海道の端っこから札幌に走る、非常に頭がオカシイお話し。(下)

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あとは、全国に520kmを走る「川の道フットレース」っていう東京→新潟を目指すレースがこのGWに開催されたり、「萩往還」っていう山口県で250kmを48時間以内に走るレースなるものも存在する。

同じようなルートを同じようなペースで走っても、「先人の道筋を進む」だけ。意味は無い世界。だから今回、(一日がかりで)ググりまくって、あーでもない、こーでもないと言いながらグーグルマップだけでコースメイキングを行った。

→で結局、関西に空枠を見つけて今回はここを縦断。

母校に寄りたいな、関西の観光地巡りたいな、ってなったら、以下のコースが完成した。

≪行程表≫

4月29日 広島から移動、経ヶ岬〜宮津(37km)※飲み会予定 

4月30日 宮津〜篠山(73km)※飲み会予定

5月1日 篠山〜三田〜有馬温泉〜三宮(61km)※飲み会予定

5月2日 三宮〜関学〜大阪〜堺(48km)※飲み会予定

5月3日 堺〜和歌山(55km)

5月4日 和歌山〜御坊(56km)

5月5日 御坊〜白浜(48km)

5月6日 白浜〜潮岬(67km)

※ここまでくると、googleマップを一回ぴゃってするだけで、軽く10kmくらい変わるので参考値。


②最終の夢のレース「トランスジャパン」の距離だけは超えたかったから

2年に1回開催の国内最高峰のアドベンチャーレース「トランスジャパン

富山から静岡まで、日本アルプスを縦断して415kmを1週間(+予備日1日)で、交通機関を一切使わずに自分の足で走る・歩くことで競う競技。


参加要件は非常に厳しいが2018年大会を目標にトレーニングや遠征を積んでいる中、この「415km」は絶対に越えたい距離だった。だから今回はそれを越えるコースを作った。


③400km超が「未知過ぎて」おもしろそうだったから

①も②も非常に大きな理由だけど、結論③の理由が90%強を占めていると思う。

マラソンを何となく始めてみて、走ることの意義が2つあって

始めは、ネタで走っていて「環状線や山手線を一周」だの「バスと勝負」「石垣島一周」だのやっていた。理由は「やってみた新しい挑戦に、周りの人のリプライがうれしかった。」


あと、陸上なんてやったこと無くて、初めてハーフマラソンの試合に出てみて2年。気づけば(行き場を無くして)冷蔵庫に飾った大会のゼッケンたちは10枚を超えていた。ハーフから100kmマラソンへ昇華して、気づけば山を走っていた。

経験したことのない距離、累積標高をクリアする自分がうれしく、「ものすごいスピードで成長できた。」



よく周りから「ドMなんだね」と言われる。これはほぼ正解。

でも本質的には自分をいじめたいから走るのではなく、自分がチャレンジすることによって「周りにプラスの影響値」を与え「自分はものすごい勢いで成長」できることに喜びを感じるから走るんだと思う。だから、俺は走る。一人でも走って成長していく姿を喜んでくれる人がいるなら走る。

そしてその先に自分が想像もできないような「未知」の世界に挑戦をしていきたい。

注)ちなみに、お仕事でもR社で楽しく多大な未知の世界の挑戦をいただいております。笑 (就活まっただ中のシーズンだから一応言うと)たぶん、お客様・マーケット・カスタマーに対する介在はどの仕事よりも強いんじゃないかなって思うし、優秀な先輩・同期が非常に多い。


425km。フルマラソン10回分の距離?新幹線だったら2時間くらい?人生で最大の長距離でも115km(@石垣島1周単独マラソン)。この時も辛くて死ぬかと思った。その約3.7倍。正直、非常に不安だし怖い、普通に足が、もげちゃいそうで恐怖。でも425kmが「未知過ぎて」おもしろそう。と思えるのは、この1年で自分自身だいぶ変態になったと思う。

「日本海からスタートして瀬戸内を通過して太平洋に行く」

「日本をぶった切ることができる」

「地球を生きている感じがする(?)」

変なマラソンの大会を重ね、成長することで得た、この妄想力が「ビビりというおじゃま虫」を無視できるようになった。結局すっごいワクワクして、今回425kmをやることになった。


さいごに

今回もたくさんの人の支えを持って、やっとスタートをすることができる。お休みを頂けた大好きな会社、そして「生きてだけかえってきてね」と仰っていただいた(?)、大好きなお客様。またこれからペーサーの方や連日の飲み会参加予定の大切な仲間。絶対に400km以上先の潮岬までたどりつきたいと思います。


自分には夢があります。

この遠足は、あくまでも通過点。世界一は絶対になります。そのためにも今回はこの8日間のテーマを「未知の道」を最大限に楽しむ。

どんな世界が待ってるのだろう。コースがどんな顔をして待っててくれるんだろう。

何が起きても、すべてを受け止めて、一歩一歩すすんで太平洋を目指します\(^o^)/


現実と夢を繋ぐ瞬間に出会うために

ウルトラトレイルランニングの世界一を目指す、社会人 変態ランナーの奮闘記

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