2019 Korea50kmの6時間半でやりたい3つのこと
今季初の50kmというミドルクラスのレース。6月のマレーシア(Penang100km)に向けての、重要な3つのミドル級レース(korea50km@韓国・恐羅漢トレイル65km@広島・NAGIトレイル52km@岡山)、2017年のTrans JEJU100km以来の久しぶりの韓国遠征です。今回は「振り返り」を前提に大切な「土台」の定義をしてみました。
【計画の大枠】
本来100km超を中心に走るけど、今季まだ50km超で追い込んだことないし、6時間半以内だとゴールドベルとやらをもらえるので、追い込んで追い込んでalloutまでしてみる計画。プランは前半34km地点まで、LT値(乳酸閾値)を超えて突っ込んで、自分の糖質を中心のガソリンを大幅に投下してアタック。後半の下りとラストの区間は心拍数を落として、脂質を中心に走行する2段階プラン。その上で、3つの着眼点でどう計画と実績のGAPが生まれるか見てみます。
①想定タイムのパフォーマンスで走れるか(筋肉担当)
②想定の消費&補給カロリーのヨミが当たるか(大脳担当)
③LT値以下で走行したときに、脂質中心で走れるか(内臓担当)
【詳細】
①については、「斜度率」「距離」からのコースの厳しさなどを含めて、今までの経験則で(けっこうストレッチして)想定。ただ、サーフェスが読めないので、そこは完全に未知ですね。特にこのdifficult区間とか。ふくらはぎ君とか、ハムストリングス君とか筋肉マン君たちに頑張ってもらいましょう。
②については、未経験の領域。具体的には、「Vo2max」と「予定心拍数」をもとに、計算式から算出(メッツでの算出はよくわからないからこっち)。補給も含めて、どこまで当たるか見てみます。 こちらは、レース中もいろいろ確認しながら大脳君たちに頑張ってもらいましょう。ここは、数値の振り返りを行う中で、最重要分野。消費エネルギーに対し色んな変数が相関関係を見出せた場合、今後の100km超のレースにおいての戦略性がかなり精度高いものになるはず。
③については、最近の取り組んでいるファットアダプテーションがどこまで成果でるか?実験。予定だと後半のかなりエネルギーは枯渇している状態で、どこまで押し切れるか?も含めてやってみます。枯渇すると①の筋肉マンたちがきっとピクピクしだすと思うので、体内の循環器系の交通機関が横断的にしっかりと動き続け、そして最後の砦のメンタル君に頑張ってもらいましょう。
という感じで大筋、体内の縦と横の役割分担は確定したので、①〜③の株式会社irumaの社内(体内)連携を密に行っていただき、目標(6h30min)達成を狙いつつ、とはいえGAPを正値に把握することを今回の遠征では最大の目的とします。
【意気込み】
トレイルランニングの面白いところは、戦略性にあるかと思う。平地を走る「ロード」よりも、コースの難易度が高く、また理論(攻略法)も確立されていない。だからレース中のパフォーマンスよりも、365日24時間準備しつづけ、超俯瞰した目線で、何日もかけてリサーチをし、自分が練習をしてきた裏付けのデータをもとにコネコネして戦略を立てる。戦略を立て、レースで実践という形でPDCAを高速で回してみて成長する、そんな感じでバチっといってきます。
0コメント