手応えの体系化とコンフォートゾーンからの脱却に向けて

2018年の振り返りの中で、

”2019年はトレーニングや生活(睡眠、食事)などの「感覚」的な部分を全て「定量」に置き換え、大会ごとに「ギリッギリにストレッチをした目標」を掲げ、それをしっかりとクリアできるか?ということを見ていきたい。”

を掲げてのぞんだ、2019年シーズン。全10戦へのエントリーをして成績としては、

・ITRA Scoreが170上がった。(448→618)

・海外のレースで表彰台に乗った。(UTGJ@韓国 5位)

・成績が上位1-5%で安定してきた。(平均3.6%)

と十分満足がいく結果を得ることができました。そもそも2年前は関門に引っかかるレベルだったところからすると、たくさんの「失敗」「振り返り」を通して、だいぶ「成長」したかな、と思える内容でした。

※もう何回、潰れたか覚えていない。笑


Photo by Kazuhiko Arima


◯2019年の振り返り

①ルーティンの構築

そもそもトレイル以上に、4月に転職。異業種への転身のため、ゼロベースから仕事をキャッチアップしつつ、生活リズムを構築しながら練習やレースへのマネジメントを行う、なかなかタフなシーズンでした。ただある意味、新天地でゼロから作るのは良い意味で「家庭(家事)と仕事、トレーニングのルーティンを作る」ということはやりやすく、またそこを確立できたことは非常に良いスキームでした。


②レースへの安心感

レースとしては、50-100kmのカテゴリにおいてある程度、自分自身をコントロールして戦える「手応え」を得ることができた2019年。VO2maxの測定から、距離・獲得標高で設定タイムを作り、身体をマネジメントし、パフォーマンスを発揮していく。


ただ、ベースの下支えは何と言っても「練習」。練習したことはできるし、練習していないことはできない。


◯2020年シーズンに向けて

「手応えの体系化とコンフォートゾーンの脱却」をテーマにあげます。

①手応えの体系化

来季は中期成長戦略の2年目のシーズン。レースとしては、2019年シーズン同様の10-12レースを予定しています。ただ、メインは「XL:100km(D+5,000m)」のカテゴリを日本・中国・韓国・マレーシアで年間5-6レースまで増やして、35歳で「XXL:100mile」のレースで戦える下地を作ります。そのためにも、19シーズンで手にした手応えを、少なくともターゲットカテゴリ(XL)までは体系化し、自分のものにしたいです。


②コンフォートゾーンの脱却

コンフォートゾーンとは、直訳すると「居心地のいい場所」ということ。自分自身100kmまでのカテゴリは、よほどのヤバい環境(南極や砂漠)以外は、だいたい何が起こりうるか想像がつきます。制限時間いっぱい使えばほぼ100%完走はできる。結論から言うと、その居心地のいい場所に居続けると人間は成長しません。


※詳細はこちらのリンクから

もし、現状の自分自身に照らし合わせると、現状の50-100kmのカテゴリは「コンフォートゾーン」「ラーニングゾーン」の間くらい。きっと短期だと、パフォーマンスは上がっていくけど、「中長期的な成長」は見込めないし、加齢と共に衰退をしていく。衰退と共にワクワクする気持ちは減り、きっと大好きなトレイルランニングを辞めてしまう。


なら何をすべきか?

ーこのゾーンの外のパニックゾーンまでいかない「未知の世界」を探し続けること。※パニックゾーンは逆効果だから。

どうやって探すのか?

ー自分自身のパフォーマンスを定量化して、ギリギリのストレッチした目標(例えばタイムや、100mile以上のレースに出るとか)を立て続けること。


自ずとしてやることはただ一つ。

「振り返り」と「練習」あるのみ。

幸いにも、今まで出会ってきた仲間たちはどんどん成長をして今や日本を代表する選手も出てきていて、常にこのコンフォートゾーンを超えるKPIが常に見えているありがたい環境。その環境に感謝しつつも指をくわえて見てるのではなく、食らいついていくだけ。

きっと1年後、今と同じ心境「1年前の俺、まだまだショボかったな」と思えるように、今までの学びを財産に、中長期を見据えて、20年シーズンを戦いたい、と思います。


◯最後に

思い出の写真たち!2019年シーズンもありがとうございました!



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